学芸講座 〜10月30日|鵜山仁・平川大作
[タイトル]シェイクスピア戦記 ―演出家・鵜山仁さんに聞く
昨年秋、新国立劇場で連続上演された『ヘンリー六世』三部作はその舞台成果が大きな話題となり、読売演劇大賞の受賞はじめ高い評価を得ました。薔薇戦争の壮大な戦いを、目の前で刻々と展開する生々しい戦乱として描き、日本のシェイクスピア上演史に画期的な一歩を記した演出家・鵜山仁さんを京都に迎えて、この類い希なる劇作家との真っ向勝負についてお話をうかがいます。
講師プロフィール
鵜山仁[演出家]

1953年奈良県生まれ。慶応義塾大学文学部フランス文学専攻卒業。舞台芸術学院、劇団文学座付属演劇研究所を経て、1980年から文学座演出部に所属。1983年より1年間文化庁芸術家在外研修員として滞仏(パリ)。2007年9月から2010年8月まで新国立劇場演劇芸術監督。主な演出作品に『リア』『グリークス』(文学座アトリエ)、『ニュルンベルク裁判』(兵庫舞台芸術)、『紙屋町さくらホテル』『父と暮せば』(こまつ座)、『リア王』『コペンハーゲン』『ヘンリー六世』(新国立劇場)等。シェイクスピアと関わる他の演出作品としては『女たちの十二夜』『ビンゴ』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』等。最近作に『モジョ・ミキボー』『オペラ 鹿鳴館』『父と暮せば』『炎の人』。
聞き手プロフィール
平川大作[現代英米演劇・映画学、大手前大学准教授]

戯曲翻訳多数。鵜山仁演出の舞台では、2004年『曲がり角の向こうには』(ジョアンナ・マレー=スミス作)、07年『コペンハーゲン』(マイケル・フレイン作)など。新国立劇場の現代戯曲研究会メンバーで、オーウェン・マカファーティー『シーンズ・フロム・ザ・ビッグ・ピクチャー』、リチャード・ビーン『ハーベスト』、アンソニー・ニールソン『呼吸する屍』、ジョアナ・ローレンス『プア・ベック』などを翻訳・紹介。マーティン・クリンプ『アテンプツ・オン・ハー・ライフ』は新国立劇場でリーディング上演された。
開催概要
- 日時・会場
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2010年 10月30日(土) 18:00〜20:00
京都府立文化芸術会館 2階洋室B
- 参加料
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1,000円
定員:30名(定員に達し次第締め切らせていただきます)
- 申込方法
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氏名・連絡先 をご記入の上
FAX(075‐211‐2013)、e-mail(kaikan@bungei.jp) にて
ぶんげいマスターピース工房までお申込ください。