ぶんげいマスターピース工房vo.3 『シェイクスピア・コンペ』京都府立文化芸術会館

関連企画 学芸講座


日程
会場
京都府立文化芸術会館
料金
各1,000円(事前申込優先)

10月15日(金)19:00〜20:30

[講師]菊池あずさ(きくち・あずさ)京都府立大学非常勤講師


1978年京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科演劇学研究室博士後期課程修了。博士(文学)。おもな研究テーマは「蜷川幸雄演出によるシェイクスピア上演」。論文に「蜷川幸雄演出『ハムレット』の変遷―2003年『ハムレット』上演を中心に」(『日本演劇学会紀要』48号)など。現在、京都府立大学他で演劇論や英語を教える。今年3月にも「ぶんげい マスターピース工房」学芸講座「シェイクスピアのことばと上演」を担当。

[タイトル]演出家 vs. 研究者?―シェイクスピアをめぐる熾烈なバトル

 ローレンス・オリヴィエvs.ドーヴァー・ウィルソン、ピーター・ブルックvs.ヤン・コット、蜷川幸雄vs.……。現場の演劇人とシェイクスピア研究者の間には大きな溝があると思われていますが、はたして本当はどうなのでしょう。シェイクスピアをめぐる熱い戦いを紹介し、実際の上演を分かりやすく解説します。シェイクスピアを「より楽しむ」「より味わう」ための秘訣があるかも?!。

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10月30日(土)18:00〜20:00

[講師]鵜山仁(うやま・ひとし)演出家


 1953年奈良県生まれ。慶応義塾大学文学部フランス文学専攻卒業。舞台芸術学院、劇団文学座付属演劇研究所を経て、1980年から文学座演出部に所属。1983年より1年間文化庁芸術家在外研修員として滞仏(パリ)。2007年9月から2010年8月まで新国立劇場演劇芸術監督。主な演出作品に『リア』『グリークス』(文学座アトリエ)、『ニュルンベルク裁判』(兵庫舞台芸術)、『紙屋町さくらホテル』『父と暮せば』(こまつ座)、『リア王』『コペンハーゲン』『ヘンリー六世』(新国立劇場)等。シェイクスピアと関わる他の演出作品としては『女たちの十二夜』『ビンゴ』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』等。最近作に『モジョ・ミキボー』『オペラ 鹿鳴館』『父と暮せば』『炎の人』。

[聞き手]平川大作(ひらかわ・だいさく)現代英米演劇・映画学、大手前大学准教授


 戯曲翻訳多数。鵜山仁演出の舞台では、2004年『曲がり角の向こうには』(ジョアンナ・マレー=スミス作)、07年『コペンハーゲン』(マイケル・フレイン作)など。新国立劇場の現代戯曲研究会メンバーで、オーウェン・マカファーティー『シーンズ・フロム・ザ・ビッグ・ピクチャー』、リチャード・ビーン『ハーベスト』、アンソニー・ニールソン『呼吸する屍』、ジョアナ・ローレンス『プア・ベック』などを翻訳・紹介。マーティン・クリンプ『アテンプツ・オン・ハー・ライフ』は新国立劇場でリーディング上演された。

[タイトル]シェイクスピア戦記―演出家・鵜山仁さんに聞く

 昨年秋、新国立劇場で連続上演された『ヘンリー六世』三部作はその舞台成果が大きな話題となり、読売演劇大賞の受賞はじめ高い評価を得ました。薔薇戦争の壮大な戦いを、目の前で刻々と展開する生々しい戦乱として描き、日本のシェイクスピア上演史に画期的な一歩を記した演出家・鵜山仁さんを京都に迎えて、この類い希なる劇作家との真っ向勝負についてお話をうかがいます。

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11月5日(金)19:00〜20:30

[講師]岡本靖正(おかもと・やすまさ)東京学芸大学名誉教授


1937年北海道に生まれる。1962年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。共立女子大学文芸学部講師・助教授、東京教育大学文学部助教授、東京学芸大学教育学部助教授・教授、同学長を経て、東京学芸大学名誉教授。主な著訳書に、『文学形式の諸相―文学の時間形式・小説の叙法・ヒューマー―』(英潮社)、『シェイクスピアの読者と観客―テクストと上演―』(鳳書房)、『現代の批評理論』全3巻(共編、研究社)、『最新文学批評用語辞典』(共編、研究社)、『英語名句事典』(共編、大修館書店)、シェイクスピア『冬の夜語り』(共訳、筑摩書房)、フランク・カーモード『終りの意識―虚構理論の研究―』(国文社)ほか。

[タイトル]シェイクスピア時代の劇場と上演

 シェイクスピアの時代の劇場・舞台構造、上演時間・上演方式、台本・検閲・上演許可、衣装・小道具、音響・効果・照明等の概略について話しながら、シェイクスピアの劇が当時の劇場の観客の意識にどのように映じたのか、観客によってどのように経験されたのかについても考えてみたい。

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